決めてしまうことのタイミングと具合
クラブワールドカップの決勝は、鹿島が驚くほどの善戦を見せた。
しかも実力差からのドン引きではなく、正面から勝負の形だった。
真っ直ぐ立ち向かう静かな覚悟
この“静かな”ってのがポイントだろう。
鹿島の同点ゴール、逆転ゴールにしてもそれほど選手は喜んでいるように見えなかった。
それは彼らの心に決まっていた静かな覚悟がそうさせたんじゃないかと思う。
彼らは試合の前に決まっていたんだと思う。
相手は計り知れないけど正面から立ち向かうコト、何が起きても動じないコト、全部が完璧にハマってたと思う。
こんな時奇跡というのは起きるものです
安西監督も言ってた。
これはまさにこれだと思う。
鹿島の選手は0-5だろうと最後まで一歩も引かず戦ったろうと思う。
このたぐいの覚悟を、どのタイミングでどのくらい静かに決めるかが、道を分けるんじゃあなかろうか。
鹿島の選手達の道は間違いなく拓けた。